自分で生きているように思いますが、実は、生かされているのですね。 この時代、この環境の中に生まれてきたのは、自分が意識してのことではありません。 気が付いたら、この両親のもと、日本人として、男として・・・生まれてきたのです。 決して、自分から…

わたしのいのちは、自分が所有しているように思いますが、実は違うのですね。 「死は突然やってくる」といわれますように、自分自身いつ死ぬかは分かりません。 このことからも、わたしのいのちは自分の所有物ではないといえます。 つまり、生かされているの…

この頃の日本社会は、いのちを大事にしましょうということが合い言葉の一つみたいになって、宗教家たちもこれに同調して、いのちは尊い、いのちを大事に、ということばかり言うようですが、いのちが尊いことの理由にあまり触れようとしないと思います。 この…

如来様はただ心眼にしか見えない法性の形にとどまっていらっしゃらないで、その法性の形を捨てて私たちのところに来て、私たちの耳が聞き口に称える南無阿弥陀仏という言葉になってくださっているのです。 ナンマンダブという名号は凡夫が最も保ちやすい形、…

この「本願に相応する」というところがとても大事な点です。 相応するとは本願の通りにということ、本願にかなうということです。自分の心にかなう、自分の思いどおりに、というのじゃありません。 自分がそう思っているからとか自分がそう思いたいからとか…

息をするのが精一杯になった臨終には、もうお念仏しようたってできなくなります。 「お念仏したらいいんでしょ」と言う人がいます。 「一遍でもお念仏したら助かるんでしょ」と言うから、 「そうです。お念仏でかならず助かります」と私は言います。 そうす…

この米おいしくない！！！（おいしい） この米おいしくない ↓ （まずい） 言葉だけで捉えると全く同じですが、意味は全く違います。 南無阿弥陀仏とお念仏をとなえるにも、「唱える」と「称える」とは大違いです。 ひとりでも多くの方が、南無阿弥陀仏と称え…

『念仏のみぞまこと』 大変、力強いお言葉です。

南無阿弥陀仏のはかりしれない不思議の功徳は、私の今ここに、十劫の昔からすでに届けて下さってあるんです。 「ナンマンダブツ」と念仏することは、私の口から如来さまの方へ発信しているように思いますけれども、本当は如来様が私を呼んで下さっている声で…

信心を本当に決定した方は、みな静かな方ばかりです。如来の智慧に生かされていらっしゃるから、熱狂的なところはすこしもありません。 そういうところがあるのは、如来の智をいただいてないからでしょう。熱狂したり興奮している宗教はどこか疑いが残ってい…

お金さえあれば人生は大丈夫だと思っている人は、 お金という相対的なものを絶対化しているわけです。 お金があったらその人が死ななくなるかというと、そんなことはない。 お金があったら後生の一大事が安心できるということはありません。 お金は自分が死…

① お金って、おっかね〜② 【とある会話】 A：昨日、お金拾ったらしいね？ B：まあね〜 ※マネー【money】お金 念のため説明しておきます（笑）③ 【とある会話】 A：お金貸してくれませんか？ B：まね（まいね） ※まね（まいね）・・・津軽弁で「駄目」という…

本日、学習会（仙台別院）に参加させて頂きました。 清岡先生（龍谷大学教授）の講義でした。 以下、講義内容をザックリと列記します。 貪欲 欲 我執について 仏説まことについて 阿弥陀仏と釈尊について 釈迦と釈尊の違いについて 正法、像法、末法について…

【原 文】 聖人（親鸞）のつねの仰せには、 「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり。さればそれほどの業をもちける身にてありけるを、たすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ」と御述懐候ひし 【歎異抄（後序…

「詰んでいるにも関わらず、次の１手を考える」 【 クリック ↓ 】 http://d.hatena.ne.jp/nageta/20111005#c ※往生はなげた（おかしな話）

次の一手で決まります！

私たちが阿弥陀様に向かって自分のあるがままを申し上げますと、 阿弥陀様はいつでも「心配するな」と言われます。そうすると、不思議にもそこに阿弥陀様と私の間に一つの対話の空間が開かれて、とうとう阿弥陀様の心と私どもの心とがひとつになり、どっちの…

人間は自分の力だけで生きているんじゃありません。われわれはもともと共同存在あるいは共生存在です。他の人々と一緒に生きているのです。人間だけじゃなく、他のたくさんな生き物たちのいのちのお蔭で私のこのいのちはあるわけです。 ここで共生ということ…

※幻想的な虹色の洞窟 秋芳洞開洞100周年（2009年） 秋芳洞（山口県美祢市）