手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧

念仏のみぞまこと

親鸞聖人にとって、変わりゆく私をどこまでも支えるものは何であったのか。それは「弥陀の本願」です。親鸞聖人は『歎異抄』の中で、 「煩悩具足(ぼんのうぐそく)の凡夫(ぼんぶ)、火宅無常(かたくむじょう)の世 界は、よろづのこと、みなもつてそらご…

手本でなく見本というスタンス

明治時代の金沢に、高光大船(たかみつだいせん)という人がいました。清沢満之(きよざわまんし)という北陸の浄土真宗の重鎮の弟子のひとりです。清沢満之は、明治の宗門改革の立役者でした。 高光大船は、講演の引く手あまたでしてが、いくら頼まれても行…

「浄土教の思想」に注目しませんか⁉️

われわれは誰でも、本当は、何一つ頼りになるものを持たないところで生きています。家族をたよりにしているといっても、家族はいつ死ぬかもしれません。会社や組織を頼みにしているといっても、そういう状態は永続するとはかぎりません。私たちの財産や地位…