手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

本願に相応する

この「本願に相応する」というところがとても大事な点です。
相応するとは本願の通りにということ、本願にかなうということです。自分の心にかなう、自分の思いどおりに、というのじゃありません。
自分がそう思っているからとか自分がそう思いたいからとか、私たちはみな自分の考えに相応しよう、自分に合わせようと思っているのが普通です。
自分が自分と相談して、「浄土往生なんてなかなかわからんな、そのようだ。」「浄土に往くよりもこの世の長生きのほうがいいよ、そうだな。」といって、いつも自分の思いの方に合わせている。
しかし、お浄土を信じるということは、そんな自分の思いに相応することじゃなくて、如来様のお心にかなうことです。本願に相応するということです。
これが何より大事なことです。
誓願か 名号か『歎異抄』第十一条 大峯 顕 百華苑 P34,35より】


【手品師コメント】
自分と格闘してもなんの意味もありません。
ただ、時間だけがむなしく過ぎ去って行くだけです。
阿弥陀さまが、私に合わせてくだされるのです。
ですので、私は、阿弥陀さまにただおまかせさせて頂くだけなのです。