手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

聞其名号とは

願うてない幸せを如来の方から助けるぞよと待って下さるとはほんとに有り難いことです。願も行も成就して何のわずらいもなく、いまの生活が浄土の道中です。その名号のいわれをすっかり聞かせて頂いて、名号の全領されたのが信心です。 ところが、聞くといい…

次元が違う

善をせよ!は、道徳や倫理のうえでは非常によいことだと思います。 しかしながら、阿弥陀さまのお救いは、道徳や倫理ではありません。 まったく、次元が違います。

次元ちがい・・・

2回目の登場だあ〜 by 次元大介

そんな暇はありません

阿弥陀さまのお救いは、ただいまのお救いです。 善をせよ!と悠長なことをいっている暇なんかありませんよ。

ズレ

善をしなさい!は自力です。 本願力回向のお救いから、まったくズレていますよ。

不可解

善ができない者に、善をせよ!とはまったく不可解です。 そんなことを、阿弥陀さまが、いわれるはずがありません。

頓珍漢

わたしに「鳥のように空をとんでみなさい!」という人はいません。 それは、わたしが空をとべないことを重々知っているからです。 もし、そういうことを本気で言っている人がいれば、まさしく頓珍漢ですね。

ついでにとんちんかん(ギャグ漫画より)

すでに、私のために道が用意されている

法然上人や親鸞聖人のおこころのうえで味わわさせていただきますと、この道を進むしかないという私の決心の以前に、すでに白道があったことに、気づかされます。 「二河白道」のたとえで説かれる火の河は、いかり(瞋恚)のこころです。水の河は、むさぼり(…

二河白道

ひとすじの月の光

本日、地元の百貨店で「月光の響き」というタイトルの版画を目にしました。衝動的に欲しくなりましたが、高価で手がでませんね〜(笑) 以下、版画の解説です。 「大きな1本の木の下で、1人のこびとが、チェロを奏でています。 ひとすじの月の光は、まるで…

『月光の響き』 藤城清治(影絵制作年:1981年)

他力のお救い

阿弥陀さまのお救いは、先回りされてのお救いです。 ですので、わたしから、つかみにいく必要がないんですね。 そのまま受けとらせて頂くだけなんです。 だから、他力のお救いは、易行といわれるのですね。 わたしひとりの為に、願をおこして頂き、 わたしひ…

先手の救い

この連休、将棋の町 天童温泉(山形)に行ってきました。 お土産屋さんには、将棋の駒の置き物が多数展示してありました。 阿弥陀さまのお救いは、先手なんですね。 お土産を買いながら、しみじみと味わいさせて頂きました。

将棋

今から対局を始めます〜 先手:阿弥陀仏 後手:私 もっと突き詰めていえば、後手も阿弥陀仏なんですね。 将棋盤に、駒を置くことさえもできません。 対局は成立しないんですね。

もったいない

南無阿弥陀仏はこの私はどこにいても、いつでもどこでも既に与えられ、とどけられているのである。 ・・・略・・・ いつでも、どこでもは今、ここということであり、更にだれにでもということはこの私ということである。 今ここに存在しているこの私の上に自…

小判の山

観無量寿経

人生。先程言いましたように、何が起こってくるか分からない、どんな恐ろしい出来事が起こってくるかしれない不気味なものだっていうこと。 そして、それは一つは克服しなきゃならない課題として与えられているんだということ。 それから、そういう苦悩にぶ…