手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

念仏者 棟方志功

福光町の生活になって、この辺りの町村には立派な真宗の寺が立ち並び、人々は熱心な真宗徒でした。そうした環境の中で板を彫り、他力本願の宗律の中の本妙というものを、身にも心にも受けました。(「私の履歴書」『わだばゴッホになる』 九四~九五) 金色…

今が、目的の中

お念仏は目的であるという事ですよ。私どもの、ただ今が、目的の中にいるという事であります。我々の御法義は何かのためではなくて、今が目的の中なんだということであります。だから、わけが分からんようになる。お互いに青年時代にね、人生の目的は何かな…

阿弥陀さま視点で

私共の御法義は仏様の話であります。裏から言えば人間の話ではありません。だけども私共は人間同志の交際をし、自分も人間であるから、人間の話にしたくなってしまう。そして、人間の考えで解釈をしようとする。それではいけませんな。仏様の話だから、私共…

念仏の実践

念仏の実践というのは、阿弥陀様が私を救うと私に呼び掛けて下さるから、阿弥陀様の真正面に立って、阿弥陀様の仰せをうけたまわって行くということであります。そうするとね、阿弥陀様の話になってくるわけです。 【如来をきく 稲城選恵 深川倫雄 響流書房…

馬が念仏聞くような聞き方

お聴聞するお説教は、仏様のお話です。だからお説教を聞いてもよう解らんのです。なぜかというと、人間の話で出来ておる頭で仏様の話を聞くんだから、解らんのですね。馬が念仏を聞く様なもんですね。馬が念仏聞く様な聞き方が一番良い聞き方です。ところが…