手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2013-10-01から1ヶ月間の記事一覧

真宗信心の特色は他力回向の信である

蓮如上人の『御文章』には、「機法一体の南無阿弥陀仏」という表現があります。これは、南無阿弥陀仏の六字のこころを「機法一体」で解釈されるのですが、ここでいう機とは衆生のこと、法とは阿弥陀仏を指すのであり、一体とはその体が一つであるというので…

私の口から出るお念仏

南無阿弥陀仏は、如来のお名前でもあります。阿弥陀仏は、私たち人間の世界にどのように表われたもうのかというと、それは「南無阿弥陀仏」として自己を表現されているのです。その意味からすれば、名号とは、如来の自己実現の世界であるといってよいでしょ…

様々な捉え方

先日の報道で、聖火ランナーが手にしたトーチの火が消え、傍にいた警備員がライターで火を点け直したシーンが放映されました。本来であれば、ギリシャのアテネで採火した火種で対応するそうです。 今回のシーンを見て、いろいろな意見があるようですが、いか…