手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「生きること」について考える

私の日課のひとつは、「生きること」について考えることです。周りからは、かなり馬鹿をしている親父(オヤジ)といわれていますが、心の内は違います(笑)。ここ最近は、今まで以上に、「生きること」について考えています。蓮如上人のお言葉(御文章 第十…

真実の宗教とは(2)

科学の進歩にもかかわらず 、現実の生活には予測の不可能な部分がなお多くあり 、交通事故を初めとする多くの事故や災難 、経済的変動 、現代の医学では治療の困難な病気等 、私たちの生活はやはり 「一寸先は闇 」と言われる面をもっています 。そうした危…

そのかごを水につけよ、我がみをば法にひてておくべき

「そのかごを水につけよ、我がみをば法にひてておくべき」 (蓮如上人後一代記聞書) これは五百年も前のことですが、ある人が蓮如上人に自分の心を素直に告白して言いました。「仏様のお話を聞かせていただき、その場では有り難く尊いものであると思ってい…

真実の宗教とは(1)

現代の人間にとって 、宗教がどういう意味をもつのかということを明らかにするのはなかなか難しい問題です 。というのは 、昔なら誰もが心の深いところで持っていた宗教的要求というものが 、今は失われてしまったからです 。宗教的要求というのは 、現世を…

他力の教え

【原文】 すべてよきひとあしきひと、 たふときひと いやしきひとを、 無礙光仏(むげこうぶつ)の御(おん)ちかひには きらはずえらばれず、 これをみちびきたまふを さきとしむねとするなり。 【唯信鈔文意(ゆいしんしょうもんい)】 【現代語訳】 善い…

念仏(南無阿弥陀仏)は先祖供養になるのか?!

蓮如は『蓮如上人御一代聞書』で次のようにも述べています。 蓮如上人、仰せられ候う。「信のうえは、とうとく思いて申す念仏も、また、ふと申す念仏も、仏恩に備わるなり。他宗には、親のため、また、何のため、などとて、念仏をつかうなり。聖人の御流には…

私のお盆(8月13日)〈投稿文〉

1年365日の中で私の一番好きな日は、なにを隠そうお盆の8月13日である。今からお話しする私のお盆(8月13日)の過ごし方は、嫁と付き合っていた当時から20年以上続いている。 近所のお寺(浄土宗)で墓参りをして線香をあげる。先祖が存在しなければ嫁との出…

重 荷

【手品師のひとりごと】 「自分のこの身体も時に重荷に感じるんだよなぁ〜」と嫁に話すと、「あんたバカか!」と一喝(笑) 【寸評】 私は車の運転が嫌いです。理由としまして、車のことを気にかけなければならないからです。自転車の方が気楽です。よりバス…

会者定離(えしゃじょうり)〈投稿文〉

別れは、突然やってきた。10年来の同僚が亡くなった。彼の若すぎる死を聞いて絶句した。はにかんだ笑顔で、私に呼びかける姿が思い浮かび涙した。別れにもいろいろあるが、死に別れほど辛いものはない。 私の好きな哲学者である、故 池田晶子は、「生きるこ…