手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

他力=阿弥陀仏の本願力

「他力」という言葉は、本来、「阿弥陀仏の本願力」を意味する。本来、と断ったのは、ふつうは「他力」をそのような意味で使うことがないからだ。よほど自覚的な、浄土宗や浄土真宗の信者でない限り、今では「他力」を本来の意味で用いることはない。 たとえ…

「ただ今救われて下さい」(AmazonKindle版 著者:宮田秀成 響流書房)

電子書籍の紹介です。 お薦めです!!! 響流書房さんから、電子書籍として上記の本が出ました。 スマートホンやタブレットをお持ちのかたはKidleアプリで読むことが出来ます。 内容は、ブログに書いてきた内容の一部に修正を加えたものです。ご一読下さい。…

世間虚仮、唯仏是真

ここが大切ですから再度、私は繰り返して学生に説明しました。 もう一度、話したことを思い出して欲しいですね。迷いの凡夫から見れば世間は二元論に見ることが出来ます。「悟りの世界」と「迷いの世界」の二つですね。しかしこれが「悟りの世界」に至ったな…

「仏教」を学ぶ心構え

「仏教」を学ぶ場合、大切な心構えがあります。それは、私たちの目で見えたり、声で聞いたり、触ったりすることのできるこの世俗の世界を超えた「仏の世界」を学ぶという大前提を忘れないで欲しいということです。この世俗の世界を学ぶのであれば、それは道…

雨だれ

かつて恩師が、私のこの口に「南無阿弥陀佛」の称名が出てくださっているのは、ちょうど雨だれが跳ね上がっているようなものだと教えてくださいました。 雨だれが滴(したた)り落ちて、石やアスファルトに当たり、跳ね上がる。 跳ねが上がるというのは、当…

死んだらみな浄土なの???

亡くなった自分の親や子どもは、このいま南無阿弥陀仏のはたらきとなって、あなたのそばに寄り添っていますよ、というような話を聞くことがあります。 ここで大事なのは、それは、あくまでも、生前、阿弥陀さまからご信心を賜った人、つまり、生前、南無阿弥…

信心決定について

先日、ある方から、「毎日お念仏申しているのに、ご信心を得たという確信がもてない」「信心決定した瞬間を感じることができるのか?」という素直な思いをぶつけれられました。 信心決定については、はっきりとその瞬間を認識する人がいるかもしれませんが、…