手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2017-11-01から1ヶ月間の記事一覧

コペルニクス的転回

君は、コペルニクスの地動説を知ってるね。コペルニクスがそれを唱えるまで、昔の人はみんな、太陽や星が地球のまわりをまわっていると、目で見たまま信じていた。 これは、一つは、キリスト教の教会の教えで、地球が宇宙の中心だと信じていたせいもある。し…

本願他力に生きる人

「他力の人」(本願他力に生きる人)というと、かならず依頼心の強い人、他人まかせの人といったレッテルが貼られたりもします。特に「他力本願」という語は横着者の代名詞のようにもなっています。ほとんどの辞典に「目的を達成するために他の助力をまつこ…

仏法をあるじとし、世間を客人とせよ

「仏法をあるじとし、世間を客人とせよ」といわれているとおり、どこまでも仏法を主とし、世俗のなかを生き抜くことによって、浄土真宗をご再興していかれたのが、蓮如上人の生涯だったのです。 仏法とは、阿弥陀仏の本願を信じて念仏し、生死を超え、愛と憎…

感応道交

感応道交(かんのうどうこう) 仏と人、また教えるものと教えられるものとの気持ちが通いあうこと。衆生の機応と仏の応化とが相通じて融合すること。 【広辞苑より】 今回はいつもと違った試行で紹介します(笑) なんと、手品でトライしました(驚) おかげ…

念仏者の生き方

阿弥陀如来の本願が、信心となって私の上に届いているということは、如来の智慧と慈悲が私を内側から導いてくださることを意味していました。信心の行者は、まずこうした尊い徳を頂戴しているものでした。しかし、その徳にふさわしい生き方をするどころか、…