手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

考えよう

新型コロナウイルスが怖い、その先に、死があるからです。そこまで掘り下げて考えている人は一体どれくらいいるでしょうか。潜在的な死への恐怖は、差別発言やデマの拡散といったもので発散されているのでしょう。新型コロナウイルスの猛威は、人の醜い部分…

心は元気でいたい   

3歳前に脊髄性小児マヒになった。以来、不自由な身体を引きずって生きてきた。松葉づえの使用は70年以上になり、老いては車椅子の力を借りて12年以上になる。けがと病気との闘いが続き、これまでに43回も入院。手術も数多くしたが、何とか乗り越えて…

ねじ曲げられた真実

米ホワイトハウスで開かれた結婚式は過去に18回ある。ニクソン大統領の長女の式もその一つ。ニューヨーク・タイムズ紙は1971年6月13日1面で、その様子を伝えている。 大統領は朝、起きるとまず、この写真付きの記事を読んだ。実はその横に「ペンタ…

仏さまの まねごと

他人の喜びを私の喜びとし、他人の悲しみを私の悲しみとするのが仏さまです。まずはそこからかけ離れた自分に気づくことで、至らない私のあり方というものが気になってくるでしょう。そういう至らない私であっても、仏さまのまねごとをすることで、少しずつ…

教化

「教化」とは、けっして僧侶が門徒を「教え導く」という意味ではありません。親鸞聖人において教化とは、聖人自身が如来の教化をたまわることです。したがって教化活動とは、「仏さまの教化にあずかる場を、僧侶も門徒もひとしく共有する営み(活動)」であ…

当然を当然にうけとる

曽我先生の喜寿特集号の原稿を逸早く送って下された先生、しかもその原稿が絶筆となってしまいました。73年間の永い御一生、その折々にふれて御縁を結ばせて頂いた人々と共に今更ながら先生を仰ぐばかりです(仲野良俊) その絶筆となった一文とは、 「人…