2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧
アインシュタインはね、英語で『コスミック・レリジョン』(CosmicReligion)という本を書いてます。その中で、宗教を「恐怖の宗教」「道徳の宗教」「宇宙の宗教」と三つに分けてます。この分け方もいいんですよ。これ(偽物の宗教)が「恐怖の宗教」と、(…
国際報道に限りませんが、現場に記者が行っているかどうかは、情報の厚みという意味では決定的な違いを生みます。テレビの現場中継を見ていると、現場を見ているのと同じだという感覚に陥りがちですが、それはカメラで切り取られた「二次情報」に過ぎません…
「眼鏡をかけているのに、その眼鏡を探しているひと」をみて、果たして笑えるでしょうか。 南無阿弥陀仏のはたらきの中で生きている万人の姿にみえてきました。
ときには、この世は平和で希望に満ちて明るいのだと感じる。人間は信頼すべきものだと思ったりする。生きていることはいいなと感謝さえする。そしてしばらくするとまったく逆の感じでがっかりする。しょせん人間なんて、とか、人生ってなんてひどいもんだろ…
お花がちって実がうれて、 その実が落ちて葉が落ちて、 それから芽が出て花がさく。 そうして何べんまわったら、 この木はご用がすむかしら。 【金子みすゞ大全集–生誕100年記念–(朗読CD)第二巻より】 遅かれ早かれ、南無阿弥陀仏のはたらきに気付かされ…
青いお空の底ふかく、海の小石のそのように、夜がくるまで沈んでる、昼のお星は眼にみえぬ。 見えぬけれどもあるんだよ、 見えぬものでもあるんだよ。 散ってすがれたたんぽぽの、瓦のすきに、だァまって、春のくるまでかくれてる、つよいその根は眼にみえぬ…
わたしは不思議でたまらない、黒い雲からふる雨が、 銀にひかっていることが。 わたしは不思議でたまらない、青い桑の葉たべている、蚕が白くなることが。 わたしは不思議でたまらない、たれもいじらぬ夕顔が、ひとりでぱらりと開くのが。 わたしは不思議で…
お背戸(せど)でもいだ橙(だいだい)も町のみやげの花菓子も、佛さまのをあげなけりゃ、私たちにはとれないの。 だけど、やさしい佛さま、ぢきにみんなに下さるの。だから私はていねいに、両手をかさねていただくの。 家にやお庭はないけれど、お佛壇には…
花咲爺さん 灰おくれ笊にのこった 灰おくれ私は いいことするんだよ さくら もくれん 梨 すももそんなものへは撒きゃしないどうせ 春には咲くんだよ 一度もあかい花咲かぬつまらなそうな 森の木に灰のあるたけ撒くんだよ もしもみごとに咲いたならどんなにそ…
泥のなかから 蓮が咲くそれをするのは 蓮じゃない 卵のなかから 鶏がでるそれをするのは 鶏じゃない それに私は 気がついたそれも私の せいじゃない 【金子みすゞ大全集–生誕100年記念–(朗読CD)第六巻より】 すべて、阿弥陀さまのお計らいなのでした。みす…
私がさびしいときによその人は知らないの 私がさびしいときにお友だちは笑うの 私がさびしいときにお母さんはやさしいの 私がさびしいときに仏さまはさびしいの【金子みすゞ大全集–生誕100年記念–(朗読CD)第六巻より】 阿弥陀さまとみすゞさんは、一心同体…