手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

とび込んで来て下さる阿弥陀さま

火事と自ら気付いて逃げ出す人もあり 。火事と知らされて 、逃げ出す人もある 。火事だと呼ばれても 、火の付いた家に気付かず 、寝ている赤子もいる 。平気で寝ている赤子を 、抱きかかえて逃げ出すよりほかには助かる道はない 。吾々は何と云われても火の…

お念仏

酒に三段階あり 。初めは 、私が酒を呑む 。次に 、酒が酒を呑む 。遂に 、酒が人を動かす 。泣く人 、口論する人 、笑う人 、けんかする人 。お念仏も 、初めは私がする 。だんだん 、お念仏様がお念仏を呼ぶ 。遂にお念仏様が全身を動かす 。南無阿弥陀仏 …

自分大好き人間

自分中心のひと(1) 鬼のような形相で、聴聞しているような人は、自分の土俵に、阿弥陀さんをもってこようとしているのでしょう。 思いっきり自力ですね。 自分中心のひと(2) 助けるよ、という阿弥陀さま 助かりたい、という私 お互いの思いは合致して…

誤用が定着(他力本願) ※投稿文

仏教からでた「他力本願」という言葉。辞書には「人まかせ」という意味でも明記されている。そのことを裏付けるように、日常生活において「人まかせ」という意味で使われているケースが散見される。誤用が定着すると、本家本元の意味をも越えてしまうのだろ…

如来が作られた言葉

最近、とりわけ、「言葉に拘り」をもってあれこれ考えている私です。この地球上で、言葉を使って生活しているのは人間だけです。そこに注目すると、やはり、人として生まれ、生きていることに深い意味を感じます。 『南無阿弥陀仏は、如来が作られた言葉』と…

信によって免疫性をもった人

信はまた苦悩の免疫性を私どもに与えるものであります。人間であるかぎり、絶対に苦悩が無くなるということはあり得ないことです。どうしても生きているかぎり苦悩はありますが、免疫性のある人のようなものであります。 肺病の病原体というものがあるそうで…