手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

南無阿弥陀仏は躍動している

受ける言葉は形容詞か動詞であって、名詞であってはならない。 【むすび・言葉について30章 中村 稔 青土社 P5より】 「南無阿弥陀仏」視点からみますと、南無阿弥陀仏は単なる単語(名詞)ではありません。南無阿弥陀仏には、はたらきがあります。 梯 實圓…

「南無阿弥陀仏」という言葉

最近、時事川柳を始めました。5・7・5の17文字の中に、最近話題の出来事をおさめる作業がおもしろいです。その内容(込められた意味)は、原稿用紙1枚程度で説明できます(笑)。 「南無阿弥陀仏」の6文字には、阿弥陀さまの五劫の思惟と兆載永劫とい…

逆対応

よう聞いたら助かるいうたら、助かる事を予想して聞いとるんですからね、聞いたら仏さんがやってくる事になるね。それで、信じたら助かる、祈ったら助かる、皆こう両方が向い合せになっとる。こういう関係を対応的というんです。こういうのは、仏法ではない…

与えられる立場に感謝

「施せる立場であることに感謝しなさい」と、よくいわれます。辞書によりますと、『施す』とは、「恵まれない人に物質的な援助を与える。あわれみの気持ちで、人が困っている状態を助けるような行為をする」とあります。 南無阿弥陀仏も同じです。(私が)南…

まずは縁ある衆生

(歎異抄)第五条には、「まづ有縁(うえん)を度(ど)すべきなり」とも述べられています。これは、浄土に往生して悟りを開いたなら、まず縁のある家族や縁者や仲間から救っていけばよいという意味です。仏になるので最終的にはすべての人を救うのですが、…

海へ   🌺金子みすゞ(8)

祖父(じい)さも海へ、 父(とと)さも海へ、 兄(あに)さも梅へ、 みんなみんな海へ。 海のむかうは よいところだよ、 みんな行ったきり 帰りやしない。 おいらも早く 大人になって、 やっぱり海へ ゆくんだよ。 【金子みすゞ大全集–生誕100年記念–(朗読…

お念仏(南無阿弥陀仏)

金の塊をね、子供にやるんです。あんまり喜ばんね。そこで、金の塊を獅子のおもちゃにするんです。おもちゃじゃったら、二つや三つの子供にも通じましょう。ところが、獅子のおもちゃに加工しても金ですからね。ですから、子供は獅子のおもちゃを受け取るま…