手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

本願を信ずるとは

煩悩を生きる私たちと(阿弥陀仏の)本願との関係について、親鸞は、次のように和讃している。 本願力(ほんがんりき)にあいぬれば むなしくすぐるひとぞなき 功徳(くどく)の宝海(ほうかい)みちみちて 煩悩の濁水(じょくしい)へだてなし 「高僧和讃」…

聴聞の振り返り(常例布教:築地本願寺)

本日の東京は夏でした(暑)。先月に引き続き、常例布教(築地本願寺)に参加いたしました。1座と短いご縁でしたが、定期的な聴聞はよいものです。心のリフレッシュになりました。聴聞を終えて、個人的な思いや感想を織り交ぜて箇条書きにしました。 ・自分…

聴聞

南無阿弥陀仏が私の口から溢れ出て、いまあなたと一緒にいるという、お念仏の働きをお聞かせに預かるのが、私たちの聴聞ということであります。 一番大事なことは、『御文章』の中で繰り返しおっしゃっている、信を取れということです。報恩講でお布施を持っ…

死を問わないこと

現代の私たちは 、この生死する 〈いのち 〉への問いを見失っている 。そう言えないであろうか 。その理由の一つは 、こうである 。私たちにとって 〈いのち 〉とは 、生きていることに関わるだけのものとなり 、死から切り離されてしまっているのではなかろ…

未来予想

「要するに」仏とは此んなものであろう、 「要するに」信心とは此んなものであろう、 「要するに」信心を得たら、此んな心になるのであろう、 と考えます。そしてその様になろう、それを得ようとします。これは私は予想信(よそうしん)と名づけます。予想信…

桜の花に思う 生きることとは

「生きることについて」じっくりと考えてみたいものです。 地元紙に投稿し掲載されました。 手品師ブログ(3月19日 更新)の文面を若干手直ししました。 http://d.hatena.ne.jp/tarou310/20180319 弘前城 外堀の桜