手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

なんまんだぶつの世界

私たちが阿弥陀様に向かって自分のあるがままを申し上げますと、
阿弥陀様はいつでも「心配するな」と言われます。そうすると、不思議にもそこに阿弥陀様と私の間に一つの対話の空間が開かれて、とうとう阿弥陀様の心と私どもの心とがひとつになり、どっちの心かわからないようになってしまう。
これがなんまんだぶつの世界です。
信心において阿弥陀様と我々との間をへだてる垣根がなくなってしまうのです。
【教学は何のためか『歎異抄』第十二条 大峯 顕 百華苑 P26より】


【手品師コメント】
阿弥陀さまと私の間に距離はありません。
私の方で、垣根を作ってしまっているのです。