手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

お悔やみ欄 ①

義理の兄は、地元紙をとっている大きな理由に、お悔やみ欄が充実していることを挙げた。新聞記事の内容に目を通さなくても、お悔やみ欄だけは必ずチェックしてから仕事に出かけるとのこと。以前、香典をもらった本人やその身内に滞りなくお返しをするため、…

自分のことになって響く

最近ある自治体から、日々の歩数を記録する健康事業の参加者が、コロナ禍で増えたという報告がありました。新型コロナウイルスの感染に注意することで、健康への関心を高めたことが一因だと考えられます。 「無関心層」に向けて健康情報を発信し、健康リテラ…

月明りに照らされて

親鸞聖人のよき人、恩師である法然聖人は、 月影のいたらぬ里はなけれども 眺むる人の心にぞすむ と詠われました。 月の光は、野山や里をくまなく平等に照らしていても、その月をながめる人でなければその美しさは心に伝わらない、という意味です。「月影」…

思いやり・やさしさ故に

【2020年6月6日(土)朝日新聞(朝刊) ひと(2面)より】 本日の朝日新聞(朝刊)の記事からです。「供養が死者の慰めになるのは勝手な満足。でも死者の思いに引かれて参らずにはおれんのです」という部分は、「恵信尼消息」に記されている親鸞聖人のある…