手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

何よりの証拠

阿弥陀仏の本願とは遠い国の夢物語ではないのであって、自分がこの歴史世界にあって、阿弥陀仏の本願のいわれを説いているということが、阿弥陀仏の本願が人類を救済するかたちで出来上がっていることの何よりの証拠である、と釈迦牟尼仏陀は説いていられま…

選択本願念仏集

重要文化財「選択本願念仏集」京都・盧山寺蔵 『選択本願念仏集』 (せんちゃくほんがんねんぶつしゅう、せんじゃくほんがんねんぶつしゅう) 建久9年(1198年)、関白九条兼実の要請によって、法然が撰述した2巻16章の論文。 略称は『選択集』(せんちゃく…

築地本願寺(6/15〜6/17)

常例布教、仏教Q&A(田井徳風 師 岡山県) ※H24.6.15(金)撮影 公開講座(大谷光淳 新門主) ※H24.6.17(日)撮影

唯 除

『大無量寿経』言「設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲生我国 乃至十念 若不生者 不取正覚 唯除五逆 誹謗正法」(上){文} 「大無量寿経」といふは、(中略)「唯除五逆誹謗正法」といふは、「唯除」といふはただ除くといふことばなり。五逆のつみびとをきらひ…

ただ仏語によってのみ確立する

第二条(歎異抄) この条は、北関東から京都まで、数百キロにのぼる危険な旅をつづけて、聖人をたずねてきた若い門弟たちに、念仏の信心が端的に示されています。 親鸞におきては、ただ念仏して、弥陀にたすけられまゐらすべしと、よきひと(法然)の仰せを…

旧壱万円札(聖徳太子)

聖徳太子の肖像画は1930年、紙幣(日本銀行券)の絵柄として百円紙幣に初めて登場して以来、千円紙幣、五千円紙幣、一万円紙幣と登場し、累計7回と最も多く使用された。 また、長きに渡って使用されたため、「お札の顔」として日本国民に広く認識されるよう…

壱万円札

ただの紙切れとみるか 価値ある紙幣とみるか 道端に落ちていれば、決して放っておくことはできません。 壱万円札の価値を十分過ぎるほど知っているからです。 南無阿弥陀仏の御名号を 単なる言葉と捉えるか 阿弥陀さまのおはたらきとして受け取らせて頂くか …

満月

お月さま

某番組でのあるプロ野球選手インタビューの一幕です。 「歌は好きだけど、その歌手(人)にはあまり関心がない」とのコメントを聞いて、ふと思いました。 たしかに、南無阿弥陀仏について正しく説かれている方は尊いですが、 その善知識から発せられる言葉を…

教行信証(坂東本) きょうぎょうしんしょう(ばんどうぼん)第1冊(国宝)

親鸞の主著。 正しくは『顕浄土真実教行証文類(けんじょうどしんじつきょぎょうしょうもんるい)』といい、広く経・論・釈の文章を集めて、浄土真宗の教義を明らかにした根本聖典である。 教・行・信・証・真仏土・化身土の六部門で構成されている。 『教行…

本願力回向

親鸞聖人ほど「まこと」を求められた方はありません。『教行信証』の表題も『顕浄土真実教行証文類』ですから、生涯をかけて「真実・まこと」を求め続けられたのです。「生死出づべき道」(浄土真宗聖典・註釈版811頁)を明らかにするためには、真実を求めな…