手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2013-06-01から1ヶ月間の記事一覧

おまかせ

形がない次元から形になるというところに、真実の世界があるのです。そういう世界に参加するには、形にしがみつこうとすることを止めなければなりません。ここで思い出されるのは、蓮如上人の『御文章』の一節です。「御袖章」には、 ひとすぢにこの阿弥陀ほ…

気づく

阿弥陀さまは、私が信じる前に成仏されて、「お前の往生は名号成就によって解決したから、どうかそれに気づいて私の名を呼んでくれ」と言っておられるのです。この気づくということが、浄土真宗の信心の特色です。阿弥陀さまの喚び声を聞くというのはどうい…

狭い視点

すでに開かれている扉を開こうとする 扉にばかり目を向けていても前進はありません

お育てにあずかる

すべては私が成したことではなく、阿弥陀さまのおはたらきによるものでした。 私は、ありがたくも、与えられる約束の中で探していたのです。 阿弥陀さまのおはたらきに気付かせて頂いてはじめてそのことが知らされました。 それは、聴聞や読書を重ねる毎に、…

柳 宗悦 

日本を代表する思想家・柳宗悦(やなぎ むねよし)は、1889年に現在の東京都港区で生まれる。1910年、学習院高等科卒業の頃に文芸雑誌『白樺』の創刊に参加。宗教哲学や西洋近代美術などに深い関心を持っていた柳は、1913年に東京帝国大学哲学科を卒業する。そ…

誰から聞こうと有難い

真宗の説教者とその聞手との態度を見ていると二つの著しい事柄に出会う。 一つは話手は誰でもよいということである。もとより話上手な人の力、また深い信心の人のはよけい有難いであろうが、話手の如何は少なくとも二次的なことに過ぎなくなる。有難い話なら…

築地本願寺

平成24年度 中央仏教学院通信教育部のスクーリング(築地本願寺)に参加しました。 大変、有意義な2日間でした。南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏 ※6/16(日)、17日(月) スクーリング(すくーりんぐ) [ 日本大百科全書(小学館) ] .schooling スクーリングと…

紙一重

確かに、南無阿弥陀仏の声なき声は、ひとりひとりに届いているのですが 右の耳から左の耳へ、スウッ〜と通り抜けてしまっているのです。 しかし、遅かれ早かれ、南無阿弥陀仏を聴いているうちに南無阿弥陀仏と聞こえてきます。 それは、すでに南無阿弥陀仏の…

浄土真宗の視点から

知識をいくら積み上げたところで、技術をいくら磨き上げたところで、なんの解決にもなりません。自己満足の領域です。 『信心』あっての知識であり技術です。

過剰自己愛

自分にご褒美といって、自分のために高級品を買ったり、高級料理を食すひとが多くなってきています。また、自分探しの旅といって、世界各地を旅する人もよく耳にします。 時代の流れでしょうか。 いうならば、「私の絶対化」が進んできているように思います。…

受容体

レセプター

「レセプター」という言葉があります。「レセプター」とは、受容体ということです。簡単にいえば、いろいろな情報を受信する器官ということです。 ひとは、非常に多くのレセプターを備えていますが、自分の関心がないことにおいては、そのレセプターは閉じて…

アミバ 

(北斗の拳より) ※アミバと立場 ちょっと無理がありますか・・・(汗)

立場の違い

登山において、 すでに、山頂に到達したひとは、根底に満足感がみなぎっています。厳しい道程を振り返ることも楽しみのひとつかもしれません。 そうでないひとは、「果たして、無事、山頂に辿り着けるかどうか」不安でいっぱいです。 現在、置かれている立場…

責務でなくて・・・

念仏者の責務について

「念仏者の責務」を語る上で最も大切なことは、まずは、自らが南無阿弥陀仏のおはたらきに気付かせて頂くことである。つまり、わたしが阿弥陀仏から信心を賜らせて頂いて初めて「念仏者の責務」ということに重みが増すと考える。 『教化するひと、まづ信心を…