手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

仏教とは

 

 ニュートンが見た時に初めてリンゴが落ちたのかというそんなことはないですね。誰も見ていなくてもずっと昔から落ちていたわけです。そういう意味でニュートンは引力の法則を発見したという言い方をします。別に発明したわけでなく、法則自体な昔からあった。ただそれを万有引力の法則と名付けたのがニュートンだということです。

 それと同じように真理そのものは昔からあって今に至っています。あるいはどこにだってあります。ただそれを見つけたのが釈尊だとこういうふうに考えればいいですね。ただ単に見つけただけじゃなくて真理そのものを本当に知るということは非常に難しいです。本当に知った時が悟りということなのです。非常な乱暴なまとめ方ですけれども、仏教とはそういうものだと考えられます。

【阿弥陀仏と浄土 内藤知康 法蔵館  P78より】

 

この今、南無阿弥陀仏のはたらきにつつまれて、生活している私としましては、そのはたらきに気付く、ことがとても大事なことでした。その上で、私が寿命を終えた時、極楽浄土で仏の悟りを開く、のです。つまり、ここでいわれている「真理そのものを本当に知る」ことになります。なんかワクワクします。

 おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏