手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

念仏者 棟方志功(むなかたしこう)

 

東奥日報(地元紙)2023年7月20日(木)付

 

 東奥日報(地元紙)に投稿しました。福光町(現・富山県南砺市)で過ごした棟方志功の足跡をたどりたい、と思っているこの頃です。

 下記(青字)は、念仏者(南無阿弥陀のはたらきに気付かされている)と推察される棟方志功の振る舞いです。

 福光で白道舎(びゃくどうしゃ)という道場を開いて聞法と布教に努めていた吉田龍象との出会いは、棟方を大きく育てたようです。吉田は法話行脚しながら道場を経営し、信者と共に、金子大榮や曽我量深らの大徳を招いて法座を開いていました。棟方はその様な法座にはよく聴聞に白道舎を訪ねていました。

 ある時、その白道舎で曽我量深の書「宿業者是本能則感應(応)道交」の短冊を見て棟方は「宿業は本能か、感應(応)道交。これじゃ、これじゃ」と大声で読みあげ、すぐ襖(ふすま)を倒して筆がなかったので刷毛で書き上げ、「わー、後光が射いとる。後光が射いとる。」と、拝んでいたと、『自在人龍象』に出ています。

【棟方志功・越中ものがたり  飛鳥寛栗  P76より】

 

感応道交(かんのう‐どうこう )

仏語。仏と人間とが融和すること。人に応じた仏のはたらきかけと、それを感じとる人の心とが相交わり、合致すること。

【コトバンクより】

 

下記リンク(棟方志功について)

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