手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

仏の言葉と出遇う

不幸がどういうものかわかっていれば 、不幸になる人はひとりもいないはずです 。前にも言いましたが 、不幸や幸福な人の役を演じていると思えばいいのです 。我々はみな人生という劇の役者で 、貧乏な人の役を演じたりお金持ちの役を演じたりしているわけです 。これを途中で放棄せずに 、最後まで演じることが肝心です 。いつまでも劇は続きません 。間もなく終わるのです 。我々が確かにあると思っている世界は 、一場の夢に過ぎません 。しかし唯一夢でないのが 、仏さまの言葉です 。すべてが夢の出来事であり 、芝居ばかりやっているこの世に 、はじめから決して芝居でない如来さまの言葉がひびいているのです 。そのことに気付かないあいだは 、私たちは自分で生の根拠づけをやる他ありません 。成功者になりたいとか 、権力を手にしたいとか 、お金持ちになりたいとか思って 、人生の意味を見つけようとします 。けれどもたいていは失敗する意味づけです 。人生の本当の意味は 、人間の言うことは真理でないといつも言っている 、仏の言葉と出遇うことにあります 。その言葉とは南無阿弥陀仏の名号です 。

【本当の命を生きる  大峯顕法話集  響流選書より】

 

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「仏の言葉と出遇う」とは、南無阿弥陀仏に出遇う ということです。つまり、(わたしが)南無阿弥陀仏のはたらきに気づく、ということです。では、そのはたらきに気づくにはどうすればよいのでしょうか? 仏法は聴聞に極まる、と蓮如上人はご教示してくださいます。南無阿弥陀仏の人から教えを受けることがとても大事になってきます。
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏

 

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