手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2024-07-01から1ヶ月間の記事一覧

浄土真宗の教え(シンプル or 難しい)

今日では、親鸞聖人(1173〜1263)や浄土真宗の教えに興味を持つ人であれば、誰でも親鸞聖人の主著である『教行信証』を読むことができます。それは、親鸞聖人の教えが浄土真宗という宗派にとどまらず、地域や時代の粋を超えて、あらゆる人に開かれたもので…

念仏とはどういうものか

『歎異抄』には、「念仏とはどういうものか」ということが折りに触れて、繰り返し説かれています。第十条にも重要な説明があるので、見てみましょう。 念仏には、無疑(むぎ)をもて義(ぎ)とす。不可称(ふかしょう)・不可説(ふかせつ)・不可思議(ふか…

冷暖自知 ~感じる心~

「冷暖自知(れいだんじち)」という言葉いいですね。 口にした水の冷たさ、暖かさを自ずと知る意。禅門では、悟りの体験はそれを得た者のみが体感できる意で用いる(岩波 仏教辞典 第三版 P1101より)、とあります。「浄土真宗の信心」をわかりやすく語る上…

南無阿弥陀仏を称える人

南無阿弥陀仏は時間と空間を超えています。南無阿弥陀仏は目には見えません。音と声にはなりますが、音楽とも違います。音楽を形容するばあいに永遠という言葉を使うかもしれませんが、その音楽を聞けば死ななくなるということはないでしょう。たとえば、モ…

自分に言い聞かせる必要なし

救うといっている阿弥陀さまの言葉が聞こえたということが、とりもなおさず私たちが阿弥陀さまに救われたということです。聞いてよく納得したというときにはもう余計なものが入っています。今日のお説教はよく納得できた、今までわからなかったことがすとん…