「独生独死(どくしょうどくし)独去独来(どっこどくらい)」(一人生まれ一人死し一人去り一人来たる)」
とお釈迦さまは言われました。
私たちは一人で生まれてきました。生まれたらこの世にいたのであって、どうしてこの世に生まれたのか分かりません。そして死ぬ時も一人です。私の身代わりになってくれる人は誰もいませんし、一緒についてきてくれる人もいません。生きていく上でも個人個人がそれぞれの考えで生きているように、私たちは一人一人の世界を生きています。考えや思いは共有することもありますが、根本的には百パーセント同じということはあり得ません。このように考えますと、私たちは生まれてから死ぬまで、各人が一人ぼっちの人生という旅を続けているのです。実に孤独で寂しい人生だと言わねばなりません。
「独生独死 独去独来」(People are born alone and die alone, come alone and go alone.)
【ブログ:お慈悲のままに「The Phrase Sounding Lonely(寂しい言葉)」2/13より】
お慈悲のままに
https://miko415.hatenablog.com/
私のことを「独生独死 独去独来」とお釈迦さまはいわれました。有名な言葉です。以前は、上辺だけでしか捉えていませんでしたが、最近は身に沁みてそのように思います。遅かれ早かれ、家族や友人とも別れが来ます。皆、ひとりぼっちです。しかしながら、実はひとりぼっちではなかったのです。そのことに気付かされることはとても大事なことです。阿弥陀さまと共に歩む人生には大安心があります。根底にビシッと末通った安心です。煩悩渦巻く人生ではありますが、根底に安心があるのです。誠に有難いことです。
ただただ南無阿弥陀仏