手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

人は何のために生きるのか❓

 

 浄土真宗に関心のある友人に「死んだ先はどんなところだと思うか?」と尋ねました。「真っ白な世界、無の世界だと思う」と答えられ、「親鸞さまの教えはもっと確かな教えなのにもったいない・・・・・・」と思いました。その後、同じ質問をほかの人たちにもしたところ、ほとんど同じような答えが返ってきました。

 何のために人と生まれてきたのでしょうか。まよいの世界からさとりの世界に乗り換えるため、仏さまに(成)る、「成仏(じょうぶつ)」するためです。お釈迦さまの教えを信じる人は、人間の身体がなくなって完全なさとりに入り仏さまになります。仏さまはまよいの人びとを救うことが仕事ですから、成仏したら苦しむ人びとを救う仕事があります。すると、仏さまになったら「はたらき」となって、浄土からこの世に戻ってきて人びとを救うことになります。

【やさしい仏教の話 桜井俊彦 法蔵館 P86より】

 

お釈迦さまの教えを信じる人」とは、浄土真宗の教えでいえば、「南無阿弥陀仏のはたらきに気付かされている人」ということです。「死んだら仏」という言葉がありますが、それは、あくまでも「このいま、南無阿弥陀仏のはたらきに気付かされている人が亡くなったら」という大前提があります。とても大事なところで、誤解がないようにしたいです。

そして、タイトルの

「人は何のために生きるのか❓」ですが、

ズバリ、

「仏に成るため(成仏するため)です」

実に明快です。

 おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏