手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

疎開中「他力」の境地に(棟方志功)

 

 

【東奥日報(地元紙) にちよう文化(1) 令和5年8月6日(日)付より】

 

 寛静さんは、疎開中の棟方について「浄土真宗に出会って、作品を生み出す行為は、阿弥陀さまが棟方さんの体を通して表現しているという境地に至った。人々の生活そのものに『他力』を感じ、強い自我のはからいがほどけたのでは」と分析。

 うれしいことに、地元紙(東奥日報)の特集として、「放熱の軌跡 志功と富山」9回シリーズで掲載されます。今回は、その第1回目です。いきなり、「御ニ河白道図(おんにがびゃくどうず)が紙面にあらわれてビックリしました。内容もとても素晴らしいです。

 棟方志功の板画(版画)は、富山で疎開した時期(6年8ヶ月)を境に明るくなった、といわれています。その背景に、阿弥陀さまとの出会いがあったのだ、と推測します。つまり、感応道交(阿弥陀さまと棟方志功の間で)したのでしょう。板画家 棟方志功もそうですが、それ以上に、念仏者 棟方志功に注目しています。

 

「御二河白道図」 飛鳥山善興寺(富山県高岡市)

 

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