手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

しばらくの縁

「袖振り合うも多生の縁」という諺(ことわざ)があります。知らない人と道でたまたま袖が振り合うちょっとしたことも、前世からの深い因縁である、という意味です。このいま、同じ空間をともに過ごしている不思議な出会いを大切にしたいものです。親や子どもは勿論のこと、いま接している多くの方とも、過去世においてかなり深い因縁があったのでしょう。そう考えますと、今生の「しばらくの縁」を大切にしなければ、と思います。