手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

縁を大切にしたい

私が住んでいる地域は、いま、桜の花が満開です。
例年より1週間も早いサクラだよりです。
本日も太陽の日差しの下、ジョギングをしました。
すっかり、日課になっています。
太陽は、私が生まれる前から、この地球を照らしています。
粛々と無機質に照らしています。
私はというと、どういう縁か、この地球に、この日本に、この時代に、このいま生きています。
太陽の日差しは一様ですが、その日差しを浴びる我々はそれぞれです。
花見や仕事で屋外にでるひと、自宅で黙々とパソコンにむかうひと(私?)等、様々です。
照らす太陽は一様であるのに対し、太陽光線を浴びるひと、浴びないひとにわかれます。
同じ地球で生活していても、住んでいるエリアによっても違います。当然、夜は太陽の日差しを浴びることはできません。
でも、太陽は、私が生まれる前から、この地球を照らし続けています。
浄土真宗の視点から考えてみますと、
南無阿弥陀仏のはたらきは一様です。つまり、ひとりひとりに平等にはたらいています。しかし、そのはたらきに気付かされたひと、そうでないひとがいます。
『縁』というものを大切にしたい、とあらためて思いました。
阿弥陀さまのおはたらきは、太陽のような無機質なものとは異にし、有機質なものといえます。「いま・ここで・あなたを必ず救う!」という強い願いが込められています。
慈光の中、そんなことをアレコレ考えながらお念仏しました。
今日も南無阿弥陀仏



著作者:CNE CNA C6F