手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

阿弥陀さまは、偉大なマジシャン

 私の趣味はマジックです。マジックに魅了されてから、15年以上が経ちました。マジックはコミニュケーションツールとしても一役買ってくれますので、人間関係構築という視点からみましてもメリットは非常に大きいです。
 マジックといいましても、いろいろなジャンルがあります。スライハンド(技で繰り広げるもの)、メンタル(相手の思い込みを超越した心理的な面を突くもの)、コメディ(ユーモアやギャグで相手の笑いを生むもの)等と色々なジャンルがあります。これらを上手く組み合わせたマジックは、一際、観客を不思議な世界に引き込むことができます。
 また、マジックの面白い点は人間観察ができるところです。演じる相手の性格が分かります。ある人は、純粋に「凄い!」と不思議がり、またある人は、「なんで?なんで?」とそのマジックのタネ(仕掛け)が分からず悔しがるなど様々です(笑)。私は、その反応を見て楽しんでいます。このこともマジックに魅了されている一因かもしれません。
 たまに、魔法にしか思えないマジックに遭遇します。そういったマジックの背景には、必ず緻密に計算された仕掛けが施されています。マジックの醍醐味は、観客の常識や思い込みを超えたところを突くところです。ですので、東大や京大といった高学歴の人も、いとも簡単に騙されてしまいます。1+1=2という常識を超えているのです。いうならば、1+1=10にでも100にでも1000にでもなります。その背景には、マジシャンの緻密な計算、テクニックや努力があるのです。観客を不思議な世界に引き込ませるには、マジシャンの「観客を楽しませたい!」という強い思いが基点となっています。そこから、技の練習や仕掛けの施しへと繋がっていきます。
 なんか似ていませんか?! 最近よく思うのです。
阿弥陀さまは、偉大なマジシャンだな』と。


おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏