手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

大きな世界

私たちは、阿弥陀さまの真実のはたらきの中に包まれ生かされているにも関わらず、それに気づかず、真実に逆らう生き方しかできていないのです。常に自己中心の心から離れられず、「自分が、自分が」という小さな世界を創り出し、その中で、他人を傷つけ、自分も傷ついて生きているのです。それを迷いといいます。阿弥陀さまは、そんな私たちを見捨てず救わずにはおかないと、常にはたらきかけてくださっています。このような、私たちを包み支えてくれている大きな世界があるのです。その大きな世界に出遇わせていただくことが大切なのです。
【月々のことば 本願寺出版より P118より】



私が創り出す小さな世界の中での生活に満足してしまっていることは非常に勿体ない、ですね。わたしの計らいを超越した世界に触れることの意義は非常に大きい、と思います。そのひとつの効用として、自分というものを客観的にみる機会が増えてきます。つまり、阿弥陀さまは、どうみておられるのか、という客観的な目線が備わります。世界が広がります。
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏