手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

真実信心(他力の信心)

 親鸞聖人が明らかにされた浄土真宗の法義においては、往生成仏の正因をそのまま信心とするものであり、ただ信心のみによってさとりに達することができるので唯心独達ともいわれ、信心はことに重要である。
 時代も越え、人の資質も行を修した長短さえも問題とせず念仏の行者を往生させていく本願の法は、信という一点においてその対象である個人と接点を持ち、念仏の道を歩ませていく。信心が開け発(おこ)るとは、衆生を往生成仏させようとする本願招喚の勅命が衆生に至りとどいたということであり、そのはたらきを「大行」といい、至りとどいたところを「大信」と呼んでたたえるのである。
 すでに衆生を往生成仏させようと本願のはたらきを受けているのであるから、相続されていく念仏は、衆生を救う如来への報恩の念仏である。
【親鸞聖人の教え 勧学寮編 本願寺出版社 P229より】



信心はことに重要である、とあります。
阿弥陀さまへの報恩の念仏を称える身になりたいものですね。
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏