三木郡田中村森山勝次郎と富田村およしと同道にて、高松の別院に参詣し途中にて、庄松いわく、さあ、しもうた忘れものをいたした。勝次郎いわく、何を忘れた。庄松いわく、信心をわすれた、と申す言葉とともに、南無阿弥陀仏と申し候。
【妙好人 庄松ありのままの記(附註) 〜浄土真宗のこころ〜 西村たすく (ノラネコの知恵文庫)Kindle版 より】
なにかのきっかけで、南無阿弥陀仏と念仏がこぼれる、
その念仏に力みはありません。ただ感謝あるのみ。
忘れるわたしに、忘れない阿弥陀さま
阿弥陀さまに、ただおまかせ、です。
今日も 南無阿弥陀仏とお念仏を称えます。