「健康で長生き」これを医療は目的にしているのですが、何のための健康なのか、何のための長生きなのか。医療からはどういうかと言ったら、「それは、プライベートのことなので、医師が関わることではありません。私たちは、健康で長生きを支えるだけです。後は、患者さんが考えることです。」と言って、そこには関わらないのです。
しかし、なんとなく「健康で長生きはいいのよ」っていう押し売りはするわけです。何のための健康なのか、何のための長生きなのかってところは、学校でも教えない。家庭でもなかなか教えない。お医者さんもなかなか分からない。
【生きる 仏教がおしえる健康で長生き 田畑正久 響流書房より】
「長寿」に関係する「サーチュイン遺伝子」を活性化させる働きがある「NMN」という成分が注目されている、との報道を目にしました。
注目は、あくまでも「長生き」というところで、その先の「死」というところまで掘り下げられることは、まずありません。
「人は、遅かれ早かれ、必ず死ぬ」という現実について、普段から考えていきたいものです。
何事も、わたしの存在意義に疑問をもつ、ことから始まると思います。
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏
Time passing as sand in an hourglass trickles and life runs out