手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

自信教人信

 「自信教人信」は、「自ら信じ人を教えて信ぜしむ」(『真宗聖典』247頁)と読みます。親鸞聖人の妻であった恵信尼公も書簡の中で「人に教えて・・・」と読み下しておられますが、「教」の字は、本来漢文では助辞として「〜をして・・・せしむ」と読み下しますので、それにしたがった読み方をすると、「自ら信じ人をして信ぜしむ」と読み、「人に教える」ということに先立って「自ら信じる」ということが大事であると表現されていることがわかります。(中略)
 何か美味しい食べ物があったとして、その美味しさを人に伝えようとするとき、「材料は何を使って」とか「産地はどこで」とかそういう細かい説明よりも、それを実際に目の前で食べてみて「美味しい!」そして「自分の力になる!」という、その姿を見せて、「君も一緒に食べないか!」と誘うことには、説得力が伴うものです。
【大きな願いに生きよう 太田清史 真宗文庫より】
 


まずは、私(自分)が、南無阿弥陀仏のおはたらきに気付かせて頂くことが先決です。
その上での説法は重みといいますか、説得力が全く違います。法を説く恵まれた立場の方におきましては、心して頂きたいと思います。上から目線で恐縮です。
おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏