手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

そばに寄り添っていますよ〜(2)

  私は
私は真弥の南無阿弥陀仏になります
私は啓介の南無阿弥陀仏になります。
私は慎介の南無阿弥陀仏になります。
私は大介の南無阿弥陀仏になります。
私は真吾さんの
南無阿弥陀仏になります。
(中略)
門信徒の方有縁の方々の
南無阿弥陀仏になります。
思い出したら
南無阿弥陀仏と呼んで下さい
私はいつもあなた方に南無しています。
【いのちをみつめた3人の証言(鈴木 章子) 田代俊孝 同朋舎 P149,P150より】


鈴木 章子
1941年(昭和16年)北海道生まれ。真宗大谷派西念寺坊守。元幼稚園長。
           家族は住職である夫のほか、3男1女の子供たち
1984年(42歳)、乳がんを告知され、左乳房切除。
1987年(45歳)、肺に転移・左肺上葉部摘出。
1988年(46歳)、各所に転移。
4年5ヶ月死を見つめ、同12月31日 命終。



このいま、南無阿弥陀仏のおはたらきに気付かされている人は、死んだら浄土に生まれますが、そこで「のほほーん」と呑気に過したりはしません。
すぐ、この世界に戻ってきて、南無阿弥陀仏のはたらきに気付いてくれよ!とわたしたちひとりひとりにはたらきかけるのです。
還相回向のはたらき、すばらしいですね。その仲間入りにさせて頂くことは、この上ない幸せです。
わたしが、この身にさせて頂いた背景には、いろいろな人が、南無阿弥陀仏のはたらきとなって、この私にはたらきかけ続けてくれた結果なのでしょう。
今度は、わたしが、はたらきかける立場とならせていただく。もう時間の問題です。
一日、一日、大事に生きたいと思います。
今日も南無阿弥陀仏