手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

陽気に誘われて

本日は、雲一つない青空の春日和でした。
そんな陽気に誘われて、つい外の空気を吸いに出た人も多いことでしょう。
妙好人おそのさんは、団子汁の談合で以下のように話されたといわれています。
「夕方になりますと、女中がお汁を拵(こしら)えて、それへ団子を入れて下から焚きたてますね。すると団子に煮える気はないけれども、火の力でひとりでに煮え上がりますね。煮え上がったと思う頃に、すぐすくい上げて下さりますよ」
ここでいう火の力は阿弥陀さまの南無阿弥陀仏のおはたらき、団子は我々のこととみることができましょう。団子といっても色々な種類や形や固さがありひとつひとつに個性があります。でも、その団子たちも、遅かれ早かれ、火の力によって煮え上がります。
だれもが、阿弥陀さまの南無阿弥陀仏のおはたらきのお育てに預かり、やがて、そのおはたらきに気付かせて頂く、そんなことを思いながら過ごした一日でした。南無阿弥陀仏