手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

唯 除

『大無量寿経』言「設我得仏 十方衆生 至心信楽 欲生我国 乃至十念
若不生者 不取正覚 唯除五逆 誹謗正法」(上){文}
 「大無量寿経」といふは、(中略)「唯除五逆誹謗正法」といふは、「唯除」といふはただ除くといふことばなり。五逆のつみびとをきらひ誹謗のおもきとがをしらせんとなり。このふたつの罪のおもきことをしめして、十方一切の衆生みなもれず往生すべしとしらせんとなり。
(『尊号真像銘文』浄土真宗聖典註釈版643頁)
【6/17 公開講座:大谷光淳 中央仏教学院スクーリング 配布プリントより】 



法然聖人は、著書である『選択本願念仏集』において、第十八願の御文を引用されているが、「唯除五逆 誹謗正法」の箇所は省略されている。
それに対して、親鸞聖人は、第十八願の御文のすべてを引用されている。
そこに、両者で相違があることを教えて頂きました。