手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

真宗の信心

真宗の信心は、一生懸命聞いて持って帰るものではない、確信を抱いて帰るというものではない、ということです。「これでいよいよ間違いない」といように自分で決めるのではありません。それでは頼りないですか。頼りないことはないのです。
命がけで聞きに来て、「これだ」と思って持って帰ろうとする「もの」を、如来さまは取っておしまいになるのです。命がけで聞きに来たこの私よりも、如来さまの命がけのほうが先手である法を聞くことを、信心とよんでいるのです。
だから、大丈夫になるのではありません。「これで間違いない」というふうになるのではありません。
大丈夫な法が先である、と聞くのです。
【人間の願いと如来の願い 豊島学由 本願寺 P188より】


【手品師コメント】
「聞こえたままが信心」ということですね。
「人間の願いと如来の願い 豊島学由 本願寺」 個人的にお勧めの本です。