手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

2011-06-05から1日間の記事一覧

善知識

ここで最も問題とすべきことは、師(知識・善知識)と弟子(門弟・門入・門徒・信徒)との関係である。浄土真宗の信心は自己の抜き難い自己中心性や罪悪性に絶望し、自己の力による解脱の道に挫折した個人と、そのような人が救われなければ自分は仏に成らな…

先生

如来さまのお救いの方が先

私たちは聴聞を積み重ねていくのだけれど、聴聞を積み重ねたと思っていたら、如来さまのお救いの方が先だったと聞くのですね。 如来さまの行に、私の積み重ねた善根功徳は全部とられてしまう。 【人間の願いと如来の願い 豊島学由 本願寺 P113より】

平生業成

よく「聴聞を重ねて……」といわれますが、重ねて聞かせて頂く、積み重ねて向上していくのは、知識の世界です。 仏教は、知識の立場と立場が違うんです。知識は、ないよりもあったほうが役に立ちます。知識は、積み重ねの世界です。 ところが、仏法の世界は智…

真宗の信心

真宗の信心は、一生懸命聞いて持って帰るものではない、確信を抱いて帰るというものではない、ということです。「これでいよいよ間違いない」といように自分で決めるのではありません。それでは頼りないですか。頼りないことはないのです。 命がけで聞きに来…