手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

レセプター

 「レセプター」という言葉があります。「レセプター」とは、受容体ということです。簡単にいえば、いろいろな情報を受信する器官ということです。
 ひとは、非常に多くのレセプターを備えていますが、自分の関心がないことにおいては、そのレセプターは閉じてしまいます。
 例えば、私の趣味はマジックですが、手品関連の番組が映し出されると即座に反応して見入ってしまいます。逆に、無関心な番組ですと、テレビはつけていますが見向きもしません。そこから流れる音声は聞こえていますが、なにを話しているのか意識に上りません。場合によっては、雑音に感じます。
 南無阿弥陀仏のおはたらきに包まれている状況の中、なむあみだぶつが聞こえているひととそうでないひとがいます。聞こえているひとは大安心です。
 では、聞こえていないひとは、どうなのか。
なんの心配もありません。閉じられたレセプターは、阿弥陀さまのおはたらき、お育てによって自然と開かせて頂けます。聴いているうちに、レセプターが開き、聞こえてくるのです。
 今日もなむあみだぶつ。