手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

浄土真宗の精髄

 

私たちが如来様に抱かれるのはお浄土で抱かれるのじゃなくて、この娑婆で抱かれるんです。仏様にお会いするのは今生でお会いするのです。あの世へ行ったら仏さまが出て来られるのだろうと思っている人には、仏さまは決して出て来られません。今生で出てこない人には、これからも出てこない。助かるのは現在只今のことです。今というのは、聞かせていただいているこの今のことです。「本当にそうだった。私は今日まで大事なことを知らずに生きてきたのだ。死ぬのが心配だとだけ思って生きてきたけれども、とっくの昔に如来様が心配の無いようにしてくださっていたんだ」ということにふと気づく。これが如来様に助けられたということです。浄土真宗の精髄は実にここにあります。これを抜きにして浄土真宗はありません。

【『歎異抄』第十三条 宿業と自由 大峯 顯 百華苑 P54、P55より】

 

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精髄とは、物事の本質をなす最も重要な部分、という意味です。ここでは、浄土真宗の精髄について、ズバリ書かれています。非常に分かりやすい解説です〜。

This is 浄土真宗!

おかげさまで 今日 南無阿弥陀仏

 

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