手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

浄土真宗

 浄土真宗は、自分が聞いて、自分が知って、自分が覚えて、自分が思うて、自分が信じて参る宗教ではない。如来様が衆生の信心も、往生も、成仏も、完成してくださって、「南無阿弥陀仏 待っておるぞよ」と喚んでくださっておる宗教である。これを「他力」という。
 どの宗教も「善を為せ」と教える。浄土真宗は、
  「善悪のふたつ、総じてもて存知せざるなり」
という宗教である。
「信心」は、本願力で往生するのであるから、こちらは、ただのただ、このままである。「信心を取って参ろう」と思う心も「自力」である。「安心したい」ともがくのも自力である。
親鸞に出遇った人びと5  同朋舎  P128,129 稲垣瑞劔 より】



ここでもいわれていますように、
「善をせよ!」と教えるのは、浄土真宗ではありません。
つまり、親鸞聖人のみ教えでもありませんし、「他力」の教えでもありません。