手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

安心して死んで行けますか?

 

阿弥陀様の本願を信じている人は、阿弥陀様のお浄土に間違いなく生まれさせていただくんだから、安心しております。死んでいくことはそんなに嬉しくはないけれど、死ぬことには不安はありません。これはご信心の人の人生です。その人はもう生死の問題を解決したわけです。安心して死んでいけるからです。解決していないということは、死んでいけないということです。死んだら大変だと思っている人はまだ問題を解決していないわけですよね。死んだら大変だ、死んだらもう何もかもおしまいだ。この大切な自分が無くなるなんて考えただけでも怖ろしい。大多数の現代人は口に出さないだけでみんなそう思っています。だから、いつか言いましたように、仏教の教えを信じてない現代人はみんな地獄を持っているわけです。死ぬのは怖くて怖くてしようがないということは、地獄を持っているということです。これはもうごまかしようがないですね。

【『歎異抄』第三条 悪人成仏 大峯 顯 百華苑 P8より】

 

f:id:tarou310:20210912162441p:plain

「阿弥陀様の本願を信じている人」とは、「阿弥陀様の南無阿弥陀仏のはたらきに気付かされている人」ということです。ここでは、「ご信心の人」という表現でも述べられています。さて、皆さんは安心して死んで行けますか?今一度、自分自身に問いたいものです。

おかげさまで 今日も 南無阿弥陀仏

 

f:id:tarou310:20210918104355j:plain