手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

生死問題に対する回答はどこにある?

 浄土真宗というものは、仏教の本質をふまえて、そしてお釈迦様のお説き下さった中でも、ただ弥陀の本願海を説くためにお釈迦様がお生まれ下さったんだと、そういういただき方をなさっておられる親鸞聖人の教えは、人生問題の答えを聞くためのものではないんです。生死問題に対する答えをお聞かせいただくんです。
 仏法を聞くとか、聴聞するとか、聞法といいますね。この法というのは、人生をいかに生きるかという問に対する答えではないんです。そうではなくて、生死問題、人間であることそのことの問いなんです。いずれ後にという問いではなくて、今の問いなんです。今ここにおる私の問いなんです。生死問題に対する答えを、お釈迦様が発見して下さったんです。人生問題の答えのために聞くという事になって来ると、すでにそこから仏教の本質はくずれて行くのです。
【言葉のひびき 豊島学由 探求社 P23より】



「生死問題」と「人生問題」は全く別物です。
何故に、「いま、ここに、私が存在しているのか」を考えていきたいものです。
『生死問題に対する回答』は、ズバリ 浄土真宗の教えにあります!
今日も南無阿弥陀仏