手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

阿弥陀仏の本願

ながいあいだ仏道の敵とみなされてきた煩悩はもはや敵ではなくなった。
なぜなら、如来の本願はまさしく煩悩具足の凡夫を救うための本願であり、われわれは煩悩あるがゆえに救われるのだからである。如来の本願を信ずる者は、煩悩の火を迂回することなく、煩悩の火の中を通ってゆくことができる。
煩悩は如来の力強い清浄の光線に貫かれ、荘厳されるのである。
蓮如のラディカリズム 大峯 顕 法蔵館 P74より】


【手品師コメント】
阿弥陀さまのお救いは、煩悩を問題としません。
煩悩あるがままのお救いですので、煩悩に目を向けても意味がありません。
阿弥陀さまに向かわせて頂かねばなりません。