手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

ここが大事

どんなに教学を熱心に研究しても、信心がなかったら決してお浄土へは参れません。
助けると言って下さる如来様の言葉を真受けにしなければだめなのです。
真受けというのは、丸ごと、そのままに受け入れるということです。如来さんはああ言うておられるけれど、わたしももうちょっと考えてから、信じることにしよう。これじゃいけません。必ず助けるとおっしゃってるんですから、助けるというお言葉をそのまま丸ごと受け入れたことが助かったことなんです。
信心と引きかえにお助けという御利益がでてくるというふうに思いがちですが、これは違うんです。如来さまの言葉を信じることができたこと以外に別にお助けはありません。


この真受けということは、鳥取県に出た源佐という妙好人が言った言葉ですが、非常に素朴で実感のある言葉だと思います。
如来様が助けるといわれるのだから、その如来様の言葉を真受けにさせてもらうことが信心だ、と源佐は言っています。
私たちはどうしてたすかるのでしょうか。如来様がそうおっしゃっているからです。
なぜ私たちがお浄土へ行けるのかといったら、それは如来様がそう言っておられるからです。私たちがそう思っているからではないのです。ここが大事な点です。
誓願の不思議 『歎異抄』第一条 大峯 顕 百華苑 P10より】


【手品師コメント】
阿弥陀さまと私たちとの間に距離はありません。
阿弥陀さまは、この今も、ひとりひとりにピッタリ寄り添っておられます。
南無阿弥陀仏を真受けにさせて頂くだけです。
『信心』 肝要です。