手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

思い込み

私の趣味はマジックです。
ここでひとつ、いつも披露している手品を紹介しましょう!


あらかじめAさんに、予言のカードを入れた封筒を渡しておきます。


では、いまからマジックを始めます。
ここにトランプがあります(52枚:ジョーカー含まず)。
弾いていきますので、好きなところでストップといってください!
Bさんは、ストップ!と声をかけます。
手品師は、その選ばれたカード(クローバーの7)を見ずにBさんに渡します。
⇒手品師はBさんに意図したカード(クローバーの7)を強制的に選ばせます。マジック用語で「フォース」といいます。


いま、Bさんに1枚のカードを選んでもらいました。


実は、その選ばれたカードの数字を2で割ったカードを予言しておきました。


では、Bさん!皆さんに選んだカードを見せてください!
Bさんは、観客に選んだカード(クローバーの7)を見せます。
観客は、ちょっとどよめきます。
(7を2で割れば、3.5です。そんなカードはあるはずがありません・・・)


手品師は、しまった!やってしもうたぁ〜と困惑した表情をつくりながら、
では、Aさん!封筒から予言のカードを取り出して皆さんに見せてください!
なっなんと、その予言カードは31/2のカードでした。
手品師は、多くの観客から拍手をもらったのでした(笑)。


このマジックのポイントは
トランプの数字は1(A)〜13(K)で、各マーク13枚ずつしかないという思い込みを逆手にとっているところです。


何が言いたいかと申しますと
阿弥陀さまのお救いは、自分の思い込みや計らいを超えたものだということです。
ですので、自分の思い込みや計らいなんぞ、なんの役にも立ちません。
阿弥陀さまのお計らいに、ただおまかせさせて頂くだけなのです。