手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

菩提心

菩提心がなければ仏になれません。それなら一体どうすればよいのか。
この根源的な問いを、法然聖人や親鸞聖人は必死に問われたのです。
そうしてついに、その菩提心のない私を憐れんで、如来さまが菩提心をくださるのだという答えを得られたのです。
それは如来にまかせるという信心のなかに、菩提心も一緒に与えられるということです。
仏になるのに大事な根本条件が仏さまから与えられるのですから、浄土真宗は決してお浄土への無賃乗車じゃありません。
菩提心がなかったら、無賃乗車です。しかし、如来さまが菩提心を凡夫に回向してくださるから、自力では起こらない菩提心、浄土の菩提心如来さまからわれわれに与えられる。
ですから、浄土真宗菩提心抜きで往く道ではなくて、如来さまから回向された大菩提心の道なのです。
【歴史の底から 正像末和讃を読む 上 大峯 顯 本願寺出版社 p99より】


【手品師コメント】
いま、仏法を求めさせて頂いているのも阿弥陀さまのおはたらきなんですね。
なにもかも阿弥陀さまのおはからい。
まことにありがたいことです。なむあみだぶつ。