親鸞の主著。
正しくは『顕浄土真実教行証文類(けんじょうどしんじつきょぎょうしょうもんるい)』といい、広く経・論・釈の文章を集めて、浄土真宗の教義を明らかにした根本聖典である。
教・行・信・証・真仏土・化身土の六部門で構成されている。
『教行信証』の唯一の親鸞自筆本であり、全体にわたって、記号や朱筆、書き直しや新たな綴入れなどがみられ、親鸞自身によって晩年に至るまで改訂が続けられていたことが明らかにされている。
坂東報恩寺に伝来したことから「坂東本」とも称される。
【東京国立博物館ホームページより】