手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

頷く(うなずく) 〜「南無阿弥陀仏」視点から〜

「頷く」という言葉には、
目には見えない、なにかの力によって、そうさせられる、と捉えることができましょう。
「頷く」の語源は「項(うなじ)を突く」とあります。自分で自分の項(うなじ)を突いて頷くことは普通に考えておかしいです。そういう人は、首のマッサージでもしている人でしょう〜(笑)。
当然、自分以外の誰かに項を突いてもらって頷く(頷かされる)と考えるのが自然です。
南無阿弥陀仏」視点から伺ってみますと、
わたしは、阿弥陀さまの南無阿弥陀仏のはたらきによって頷けさせられる、と味わうことができます。あくまでも、わたしは受け手なのです。
浄土真宗を語る上で、「頷く」という表現は、しっくりとしたごく自然な言い回しです。
今日もなまんだぶ。



※頷くの意味の一つに「合点する」がありますが、浄土真宗の教え(信心)においては、不相応です。