手品師(浄土真宗の教えについて)

「浄土真宗の信心について」を中心に綴ります

南無阿弥陀仏に救われる

 本日、第82回 願教寺 夏季仏教講座(講師:大峯 顕 師)に参加しました。
早朝6時からと、今までに経験したことのない時間帯のご聴聞でした。そういう意味でも
とても新鮮でした。
 願教寺(岩手県盛岡市北山)において、仏教夏期講習会が始まったのは明治39年です。今回で82回を数え、非常に歴史のある講習会です。当時は1週間ぶっ続けての講習会だったそうですが、現在では時代の変化に伴い講座日数は短縮されています。
 夏季講座第1回より、当時10歳であった宮沢賢治聴聞者の中に交じって話を聞いていました(島地黙雷伝 村上護 著 P277より)。夏季仏教講座開催当初は、聴聞する人が非常に少ない状況が続いたそうです。そこで島地黙雷は女性に注目し、お茶会・裁縫教室等を積極的に開催することで多くの人を願教寺に足を運ばさせたのです。その結果、女性をはじめ聴聞者は劇的に増えました(島地住職より)。
 そういった背景を起点に、黙雷の娘婿である島地大等へと引き継がれたのでした。

 
 話は変わりまして、今日の講題は「南無阿弥陀仏に救われる」でした。すべての内容を「テープ起こし」をして紹介したいくらいの素晴らしい講座でした。野球で表現すれば、どのバッターにも直球ストレートで真っ向勝負しているような力漲る説教でした。
 ひとりでも多くの方に、称名念仏のホームランを打って頂きたいものです。ビンビン心に響きました(なもあみだぶつ なもあみだぶつ)。
 南無阿弥陀仏のおはたらきに気付かせて頂くか、そうでないか、は大きな分かれ道です。南無阿弥陀仏となって衆生済度をさせて頂くか、はたまた生死輪廻をくり返すか、は雲泥の差です。
 あらためて、本日は、非常に有意義な機会でした。また、大峯先生にもご挨拶できてよかったです。来月、新刊が出版されるそうです。楽しみですね。ここでも紹介したいと思います。
せばぁ〜(津軽弁



願教寺
http://d.hatena.ne.jp/tarou310/20120218